2010-12-09

AID財団が優勝しました!

少し前に皆さまにご協力をお願いしたBBCのWorld Challengeですが、見事AID財団のラムポンプ(自動揚水器)が優勝しました!

昨年の投票者数を4万人上回り、16.7万人が世界中から投票したそうです。1位に輝いたAID財団には賞金2万ドルが授与されました。
AID財団のAUKEさんは、世界中にこの技術を広めるために、ただやるだけだ、と言っていましたが、これを機会にこの技術が世界中に広がるといいなと思います。

先日、BMW技術協会の皆さんがネグロス視察ツアーを行い、この自動揚水器を視察しました。日本でも様々な場面で活用できるのではないかという話になっていました。
技術が進歩した日本ではありますが、実は自動揚水器のように自然の力を生かしたシンプルな技術は近代化と共に廃れていってしまったのかもしれません。

これからの地球のことを考えて、持続可能な世界を実現させるためには、こうした技術が北でも南でも見直されていけばいいなと思います。
詳細は『NEWSWEEK』にも 掲載されるそうです。

ご協力くださった皆さま、どうもありがとうございました!

下に、授賞式の写真が送られてきたので添付します。(真ん中が代表のAUKEさん)



(よしざわ)

2010-10-25

イベントシーズン到来です!

久々のブログ更新となってしまいました。汗

というのも、APLAもついにTwitterをはじめまして、慣れないツイートに気をとられてしまっておりました(というのは言い訳)。

そして、10月はイベントの嵐だったのです。
毎週のようにどこかに出かけておりまして、時間が・・・(というのも言い訳)。

どんなイベントに出ていたかといいますと、

10月2日・3日 グローバルフェスタ2010@日比谷公園 
(10月9日~11日 APLA企画「島根県弥栄町を訪ねる旅」 報告はコチラ
10月16日 反貧困世直し大集会@明治公園
10月17日 土と平和の祭典2010@日比谷公園

いやー、楽しかったです。
それぞれのイベントで来場者の層が全然違うし、売れる商品なんかにも差がでてくるのですが、やっぱり普段いる事務所から飛び出して、直接APLAの活動や商品のことを伝えられる機会があるっていうのはとってもありがたいし、大事なことだなあぁと実感します。
それにAPLAが大切にしていきたい横のつながりもイベントごとに強くなっていく気もします。

そして!
一息ついたと思いきや、冬にかけてもまだまだイベントがありますよ。

11月27日 国際有機農業映画祭2010
11月27日 フォーラムアソシエ文化祭

みなさん、ぜひあそびに来てくださいね!

2010-09-27

AID財団のBBC World Challenge を応援してください!


カネシゲファーム・ルーラルキャンパス(KF-RC)に導入された自動揚水器(Ram Pump)を設置してくれたAID財団(オルタナティブで土地に根ざした開発をめざす財団)
BBC World Challenge 2010”に応募しました。800団体もあった募集活動の中から最終的に12団体が最終候補者として選ばれますが、AID財団もその中のひとつに選ばれました。

※“BBC World Challenge 2010”とは、6年目を迎える世界的なコンペで、草の根レベルでの企業や新しい発想に基づいた小規模ビジネスやプロジェクトを探すことを目的としています。World ChallengeBBCワールドニュースとニュースウィークの提供で届けられ、シェルからの協力もあります。

82329日には、ネグロス島のAID財団にて撮影があり、10月最初の週末にイギリスにてドキュメンタリーが放映されます(日本からはインターネット上で見れる予定)。

AID財団のキャンペーン・クリップ:


World Challengeの優勝者は、皆さんの投票によって決められます。
もっと世界に自動揚水器を広めるために、みなさまからの一票をお待ちしています。ご協力お願いします!

■投票日:927日~1112
↓目印はこの子です。この画像から「Vote now」!


投稿:よしざわ

2010-09-14

東信州にお出かけの際は・・・

「ちょっと聞いて聞いて!今日お友だちにとーーーーーーーーーっても素敵なカフェに連れていってもらったんだけど、マスコバド糖がおいてあったのよ!マスターとお話したら、コーヒー豆もオルター・トレード・ジャパンから買ってるんだって!」

・・・と大興奮の様子で母親から電話が入ったのが、先月のこと。

そして、(世間よりちょっと遅い)夏休みをつかって、ついにわたしもその素敵なカフェ YUSHI CAFE にお邪魔することができました。

母のあまりに興奮した電話には正直「おおげさな・・・」と思いましたが、近くにあったら、毎日でも行きたいです!本気です!!

個性豊かなひとつひとつのテーブル、イス、ソファ、古道具たちの空気感も
それぞれの席を自然に区切っている飾り棚や箪笥の使い方も
縁側を抜けて庭から吹き抜けてくる気持ちいい風も
「東ティモールから帰ったばかり」と話したわたしのために、わざわざ東ティモールの豆をつかってつくってくれたカフェオレも
もう、なにもかもがストライク。

誰もがほっとするような昔懐かしい佇まいでいながら、随所にキラリと光るセンスのよさが何ともココロニクイのです。

でもなによりも心を奪われたのは、マスターを囲むカウンター席の存在。
地元のおじさま、おばさま、若い衆が入れ代わり立ち代わり腰を下ろしては、おしゃべりをしながらコーヒーを飲んでいるその風景が、YUSHI CAFEの魅力を物語っていました。地域になくてはならない存在となっているカフェなんだなぁ・・・と。

このYUSHI CAFE、もともと埼玉に住んでいらっしゃったマスターの髙塚裕士さんが、その昔、おじいさまが骨董屋を営んでいた望月町(現・佐久市)の古いお家を改装してつくられたカフェだそうで、何ともラッキーなことに、その日はお庭の先の小さなスペースで骨董市も開かれていました。

「ご近所で取り壊すことになった蔵の中身を丸ごと引き取ったので、商売ではなく、皆さんに喜んでいただきたくて」とのマスターの言葉通り、うれしびっくりなお値段で放出されているのです。わたしはというと、赤と黒のボディが可愛らしいタイプライターにひとめぼれして、即購入!東京の我が家に連れて帰ってきて、愛でています♪


のがわ

2010-08-25

『Canta!Timor』の試写会に行ってきました。

8月21日。念願の『Canta!Timor』の試写会に行ってきました。
5月におこなわれたAPLAのフォーラムで、ライブで盛り上げてくれた小向定さんが制作に関わった映画です。
東ティモールの音楽とともに、これまで東ティモールがたどってきた壮絶な歴史、その中でたくましく生きてきた人びとが描かれた作品です。

この試写会を企画されたのが、虔十の会。東京・高尾山の圏央道建設から守る活動をされています。『Canta!Timor』の監督、広田さんと、虔十の会の坂田さんが、10月に名古屋で行われる生物多様性条約世界会議「COP10」を、草の根でも盛り上げていこうと準備をされている中で、映画の試写会の企画があがったということです。

まず、試写会の前に、坂田さんの案内で高尾山を散歩しながら案内をしてもらいました。高尾山には1300種類もの生物が生息していているそうです。この植物の多様さが、虫を呼び、鳥を呼び、たくさんの種類の鳥たちも、餌を探しに他の山へ飛ぶことなく、高尾山の中だけで生息ができるそうです。この多様性のひみつは、高尾山の水!小仏層郡という、縦に走っている地層が高尾山の下にはあり、その層の間を網の目のように水が流れて、スポンジのように水をためているということ。その水があって高尾山の生態系が守られ続けているのです。

坂田さんに、軽く1時間ほど歩いて話しを聞いただけで、今まで目にしているのに見えなかったこと、聞こえてこなかった音を知ることができ、感動の嵐!たくさんの発見に心が潤った時間でした。そして、長い長い時間をかけられて作り上げられる自然の世界に、とうてい人間はかなわない…という気持ちでいっぱいになりました。
圏央道の工事が始まり、今トンネルが取られ始めているそうですが、出てくる水の量のすごさに、工事がストップしているということです。高尾山からの抵抗のように思えますよね。(写真は、花の形をしたきのこです。ぶれてますが…)

そして、夜が更けた頃に、虔十の会の皆さんで立てられたツリーハウスの脇で、野外試写会が始まりました。真っ暗な森の中で見る東ティモールの映画。東ティモールの人びとも、大地と共に行き、見えない自然を崇拝し、その世界に生きてきた人たちです。映画の中で出てくる東ティモールから伝わってくるメッセージと、高尾山の森がなんともシンクロしている感じが不思議でした。
坂田さんと広田さんは、今COP10を後押ししようと、“生物多様性じぶん条約”を進めています。自分でできる生物をまもるための行動を宣言していこう!という動きです。
高尾山と東ティモール。なんの関係性もないように見えるけど、色んなことがつながっていることを感じました。東ティモールの人たちは、自分たちの国が独立したことだけに満足せずに、もっと世界をよくしていこうと考えています。私たちも自分の足元からできることをしていく、それが自然や世界へとつながっていくのだと思います。

これを機会に、みなさんも“生物多様性じぶん条約”を作ってみませんか?
そして、各地で行われている「Canta!Timor」を、ぜひ、見てください! 
(10月には東京で試写会が開かれるかも!そのときはまた告知します。)

よしざわ

2010-08-13

東ティモールで犬に・・・!?

これまでAPLAでは、東ティモールの農村の現状を把握するための調査やワークショップを現地NGOの協力でおこなってきました。それらの報告にもどづき、さらに農民たちと対話し今後一緒に活動を進めていく地域を絞り込むために、約2ヶ月にわたり東ティモールを訪問してきました。全部で7つのコミュニティでホームステイさせてもらい、一緒に生活しながら、暮らしの現状や地域が抱える問題点などをじっくり見聞きしてくることのできた2ヶ月となりました。

が、滞在中には思わぬハプニングも!今回の滞在に関しての詳細報告は機関紙ハリーナやホームページ上に後日載せさせていただくとして、ここでは、そのお話を・・・。

* * *

最初に滞在したエルメラ県のエラウロ村では、アルベルティーナさんという女性のお宅にお邪魔しました。1月にちょこっとエラウロ村を訪問して地元グループとミーティングした際に、コーヒーと一緒に出してもらった美味しいパン。それを作った人を紹介してほしい、とお願いしてアルベルティーナさんに会いに行ったときに「夜を徹してパン焼きの仕事をしているけれど、原料の小麦が高いため、仕事に見合うだけの収入がないの」と話す彼女のことが気になっていたからです。

今回は、実際にどれくらい大変な作業なのか、どれくらいの収入につながっているのかetc.を確認させてもらうために、夜を徹しての作業にご一緒させてもらえることに。

ということで、20時ころにホームステイ先から歩いてアルベルティーナさんのお宅に。必ずお菓子やご飯でおもてなししてくれるのが東ティモールの人たち。この時も、夕ごはんの「金時豆と青菜の炒め煮+白いごはん」を出してくれました。ホームステイ先ですでにごはんを食べてきていたのですが・・・笑顔で「いただきます♪」以外に選択肢はなし!苦笑

食後の休憩後、21時ころから作業開始というので、土間の台所に。コーヒーシーズン中、村にお金があふれている間は、毎日10キロ以上分の小麦をつかってパンを焼きます。それを手でこねるのだから、ものすごい力仕事。ここはお連れ合いのフィリップさんの担当で、全体重をかけてたっぷり1時間ほどこねつづけます(途中わたしも少し手伝わせてもらいましたが、数分も持たず・・・)。

 のがわ「本当に大変な作業ですね」

 アルベルティーナさん「そうなの、こねる機械を買うお金もないし・・・」

 フィリップさん「足をつかってこねる人もいると聞くけどね」

 アルベルティーナさん「えー、足で?」

 のがわ「でも、日本にも足をつかってこねる麺(うどんのこと)があるし、いいかもしれませんね」

と実際に足踏みを三度ほどしたその時・・・。

 ★△※◆☆!?

左足ふくらはぎに激痛が走り、一瞬何が起こったのかわからずに、ハッと我に返ると、火のそばで寝ていたはずの犬が近くでグルルルルル・・・とうなっているではありませんか。

そう、わたしの足踏みに驚き、恐怖を感じ、そしてとびかかってきたのでした。長いズボンをはいていたのですが、それでも傷口からは血が。それを見たアルベルティーナさんとフィリップさんはもう大変。「外国からのお客さんに何てことするの!!!」と言わんばかりに、犯人ならぬ犯犬を追いまわし、焚き木でバコバコ。大丈夫だから、と何度言っても聞いてもらえず・・・。「あぁ・・・。わたしが驚かせたばっかりに、こんなに怒られることになってごめんなさい」と心の中で謝るばかりでした。

結局、消毒だけして(万が一のことを考え、翌日ディリに戻って狂犬病ワクチンを打ってもらいましたが)作業続行。22時過ぎに生地をこね終わって、発酵を待つ間につかの間の休息です。

4時間後の夜中2時には起きて、パンを一つずつ丸めていく作業、およそ360個の成型を長女と次女も一緒に黙々と行い、それがひと段落すると、フィリップさんが台所にある自家製ドラム缶オーブンに火を起こしに行きました。そしてオーブンがあたたまったら後はひたすら焼く作業。一度に焼けるのは32個だけなので、結局すべて焼き終わるのは朝の7時過ぎという、文字通り「夜を徹して」の家族みんなでの仕事でした。



さらに、焼きあがったパンを売りに行くのも子どもたちの大事なお仕事。大きなカゴに200個ほどのパンをつめて、村の中を売り歩きます。美味しいと有名のアルベルティーナさん&フィリップさんのパン、1個5セントと安くはありませんが、あっという間に売り切れました。


かと言って、すごい儲けがあるかというと・・・。売上から原料のコストを差し引くと、結局1日に4ドルの儲けがあるかどうか。家族みんなであれだけハードな仕事をしているのに・・・と何ともやりきれない気持ちになります。どうにか改善策はないものか、と本人たちとも話をして、まずは収支をしっかり把握することから始め、値上げや商品に付加価値をつけられないかなども後々検討していこうということになりました。

追記:後日再度訪問した際に、台所には生まれたばかりの子犬が2匹。そう、あの犬、実は出産間近のお母さん犬だったのでした。ナーバスになっていたんでしょうねぇ。



のがわ

2010-07-13

世界のかご カゴアミドリさんオープン

今年の4月に行われたアースデーでATJとAPLAのブースのお手伝いをしてくださった方が、新しくネットショップを立ち上げました!
(アースデーでは、たくさんのご友人や知人の方を集客してくださり、大変お世話になりました。)

日本や世界のカゴを取り揃えたお店です。
国によってもテーストが似ていたり、ちょっと違っていたり。
意外と日本のカゴはデザインや風ぼうが独特であるような気もします。
近々、パレスチナのカゴもフェアトレードで取り扱われるそうですよ。

お気に入りの一点を探してみてはいかがでしょうか?

世界のかご カゴアミドリ
http://kagoami.com/

よしざわ

2010-05-27

APLA Forum 2010 「感じるアジア」、終了!

5月22日(土)、APLA フォーラム 2010 が終了しました。


前半はフォトジャーナリスト山本宗補さんのスライドトークショー、後半はシンガーソングライターの小向定さんのライブ、とフォーラムのタイトル「感じるアジア」という名のとおりの2時間半。


特にライブの最後では、東ティモールの伝統的な音楽テベテベをやってみよう!ということで、定さんのリードで、参加者みんなが輪になり足踏みをしながら、唄って踊りました。
太鼓やタンバリンでリズムを取る真ん中の人たちは「火」を表しているそうです(定さんに選ばれた3人が、偶然にもAPLAの共同代表だったことに、ちょっとびっくり)。


「火」を囲んで、ティモールのリズムに身をまかせ、みんなで輪になって、唄い、踊っているあいだ、海を越えた東ティモールの人たちとつながっているような錯覚を覚えたのはわたしだけじゃないはず。音楽の力ってやっぱりスゴイ!


のがわ

2010-05-17

口蹄疫問題について その3

15日、とうとう種牛への感染が確認されるまでになってしまいました。とんでもないことです。
宮崎は松坂を含め和牛ブランド牛の出荷元でもあります。
種牛感染となると宮崎の畜産業どころか、国内の畜産業も壊滅的となりかねない(宮崎日日新聞西日本新聞
どっかの誰かは、対策は「大変大きな県の課題」などとのたまってましたが、先を見通せない政治家なぞお呼びでないのでさっさと他の人に席を譲ってもらいたいものです。まぁ、後に据えられた者がただのにぎやかし議員となるともはや目も当てられませんが。 
話が逸れました。ともあれ、宮埼の農家の方々へは個人にもできる支援があります。
まずは宮崎の現実と事の重大さ、深刻さ、悲惨さを知って欲しいと思い、この場を借りてこの問題を取り上げさせてもらいました。
下の記事には、口蹄疫の簡易まとめ東国原宮崎知事の一番弟子・早川信吾さんが宮崎の知人から受け取ったメールを転載しています。


口蹄疫とは何か(VetCheers)


宮崎日日新聞2010年05月09日 「あんな鳴き声初めて」 処分作業農家ら叫び悲痛
 「注射を打たれた豚は鳴くんです。あんな鳴き声を聞くのは初めてで、胸が詰まった」。感染疑いの豚が確認された養豚農場に勤める30代男性は、殺処分の様子を切々と語った。今も畜舎の防疫作業は続くが、「(何も生み出さない仕事を続けるのは)むなしい」と話す。
別の養豚農場では埋却場所の選定が遅れ、殺処分が始まっていない。補償を受けるには1頭ずつ評価を受ける必要があり、それまでは豚を生かし続けなければいけない。30代経営者男性は「処分されると分かって飼い続けている。今は餌を食べられるだけ食べさせてあげたい。味わったことのない気持ちだ」とつぶやいた。

※宮崎日日新聞は口蹄疫関連ニュース専用サイト"激震 口蹄疫"で情報掲載しています。


口蹄疫@ ウィキ:時系列に詳しい
http://www23.atwiki.jp/kouteieki/pages/22.html


消毒の様子が画像掲載されています。(宮崎県HP)
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/nosei/chikusan/miyazakicow/h22kouteindex.html


義援金送付先
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/fukushi/fukushi/shakai_fukushi/html00165.html
http://osuzu.ja-miyazaki.jp/


【口蹄疫】 宮崎県の養豚場からのメール報告(1)~(3)
http://www.47news.jp/feature/topics/2010/05/post_146.html
http://www.47news.jp/feature/topics/2010/05/post_147.html
http://www.47news.jp/feature/topics/2010/05/post_149.html


東国原知事のブログ、twitter
http://ameblo.jp/higashi-blog/
http://twitter.com/higashitiji


【動画】 2010/5/11衆院農林水産委・江藤拓(自由民主党・無所属の会)口蹄疫vol.1~3
http://www.youtube.com/watch?v=jfdrMksMMD8
http://www.youtube.com/watch?v=_qE64jc0LpM
http://www.youtube.com/watch?v=Hu2wmPYmzs4
江藤拓議員のブログ
http://gree.jp/etoh_taku


川南町のムッチー牧場さんのブログ(ここでも義援金の呼び掛けがなされています)
http://green.ap.teacup.com/mutuo/


宮崎の「口蹄疫」がどのような影響を与えているのかまとめ(宮崎の画像あり)
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100507_kouteieki_matome/
【閲覧注意】口蹄疫に感染した牛の殺処分や感染後の写真資料いろいろ
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100507_foot_and_mouth_disease/
5/13「宮崎の宝」口蹄疫から守れ 種牛6頭、特例で避難へ
http://www.asahi.com/national/update/0513/SEB201005130021.html
5/14 避難させておいた6頭についての記事
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/171511


ネットでの口蹄疫に関する国の対応批判や噂についてのQ&A
http://blog.goo.ne.jp/politics10/e/2fc0137181c1342aeaae6c4296ba8e2b


口蹄疫関連の情報まとめリンク集
http://d.hatena.ne.jp/ohira-y/20100510/1273463037


まつだ

口蹄疫問題について その2

口蹄疫とは何か(簡易まとめ)
はっきりした情報源に基づいてまとめられています。
掲載情報も随時更新していくようです。


・偶蹄類の家畜(牛、豚、山羊、緬羊、水牛など)や野生動物(ラクダやシカなど)がかかる病気。
・感染すると発熱したり、口の中や蹄の付け根などに水ぶくれができたりするなどの症状がでる。
・牛肉や豚肉を食べたり、牛乳を飲んだりしても口蹄疫にかかることはない。
農林水産省HPより)


・宮崎県では7箇所の畜産市場はすべて4月下旬から中止、後閉鎖。熊本、JAおおいたでも同様の措置がされています(九州では福岡県の1施設を除く6県計43カ所の家畜市場が開催を中止または延期)。また、口蹄疫感染が確認された家畜が1頭でもいると、同じ場所にいた家畜もみな殺処分となり出荷されることはありません。『宮崎牛は使用していません』などの表示は風評被害にあたります。 


・なかなかテレビや新聞などの報道に載らないのは、穿った見方を避けるならば、風評被害を避けるため、メディアが入ることでウィルスの蔓延を防ぐため(人やモノの移動で空気感染するため)、報道の自粛がでていることに因ります。


・今回の宮崎の口蹄疫はO型(牛にも豚にも感染するもの)。宮崎以前に発覚していた中国・韓国の口蹄疫は拡散につれA型→O型にシフトしている。
・口蹄疫は空気感染・飛沫感染し、陸上で50Km、海上では200km以上移動する(ウィルスが飼料や人、車両に付いて拡散することもある)。
【参考】今回宮崎県で発見の口蹄疫ウイルスの感染ルートは?




まつだ

口蹄疫問題について その1

東国原宮崎知事の一番弟子・早川信吾さんが知人から受け取ったメールより
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1484686933&owner_id=26577551

---以下転載---


皆さんありがとうございます。
昨日も20人近いマイミクさんが日記に書いてくれて1件1件お礼を言いたい所ですが、バタバタしてて 、今一番ありがたいのはこの現状を知ってもらうこと世論で政府を動かすしかもう手が無いんです。
昨日日記に書いた仲間の輪による消毒剤の話も、政府の圧力がかかり、 “各県まず自分所の防疫の徹底をせよ。宮崎は農相みずから出向き全力で対応している” との電話があったみたいです。 

消毒剤が圧倒的に足りません。
消毒剤の事は昨日書きましたが、人手も圧倒的に足りません。
政府は“現場スタッフを国としても確保している”と発表してますが、一昨日までの現場スタッフ350人のほとんどは県のスタッフ。
九州農政局から3人の獣医師と20人のスタッフ、追加で30人の自衛隊。
農政局の獣医師はペーパー獣医師で現場しゃまともに牛に触ることも出来ない、追加で来た自衛隊は4日出たら2日休み実質2/3の労力。
昨日から宮崎による確保と九州各県の応援により倍の700人体勢に。
それでも殺処分対称の1割しか処分出来てません。
県も、保健所も、獣医師も、JAも、市町村も、休みなしで必死になって頑張ってます。
保健所の友人はGWどころか、発生からずっと休み無し、6~21時の重労働。爪は割れ、消毒剤で手の皮膚が爛れ…、それでも必死になって戦ってます。
旦那さんも新婚、子供が産まれて初めてのGWも休み無しで頑張ってくれてます。
ホントに感謝しています。

それでも全然処分が追い付かないんです。
今、処分対称の10万頭のうち、20日間で処分が終わったのは1万頭にも届きません。
今1日の処分頭数が千頭。毎日発症する頭数の方が圧倒的に多いんです。
感染した牛は毎日10億個、豚は5兆個のウイルスを撒き散らします。感染拡大が止まりません。

4月末に発症した友人の農場では、今のペースでは5月内に処分出来るかどうかと言った所です。
全て殺されてしまう。それでも弱れば排出するウイルスが増える。だから、殺されるのがわかってても、毎日餌をやり、ビタミンをやり、あらゆる手を尽くして少しでも牛を健康に保とうとしてます。
でも、農場全ての牛に広がり、弱い子牛から次々に弱り、死んでいきます。
死んでも処理業者も出入りできないため、死体の上に大量の石灰を乗せても、腐敗し異臭を放ち始め、
それでも親牛は自分の子を一生懸命舐め、石灰を落とそうとします。
消毒剤の不足から、本来は牛に使わないような強い薬を大量に毎日浴びせられ、牛は毛が抜けぼろぼろになっていきます。
そんな中で、自分の家族同然の牛を殺す事も出来ず、飼い続けなければならないんです。

また、保健所や獣医師が殺処分現場に集中せざるを得ず、発症が疑われる農場の検査も出来ず、テレビや報道では50件80000頭となっていますが、俺が把握してるだけで発症の疑いがあり検査待ちの所があと40農場あります。
とにかく人手が足りないんです。

もう殺処分が追い付かないんです。首相が激甚災害に認定し、自衛隊を出さない限り、拡大は収まりません。
「その必要があるかどうかを関係閣僚と話し合い、必要とあれば検討する」とか言ってる場合じゃないんです!!

ワクチンと言う手も有りますが、現行の法律では使えず、しかも大臣は「参院選後の国会で立案立法を…」とか言ってますが、その頃には国内の牛・豚・山羊・羊・鹿・猪…等の偶蹄類はいなくなってるでしょう。

皆さんにお願いです。
とにかく、今、宮崎で大変な事が起こってると言うことを、多くの人に伝えて下さい。もう世論で政府を動かすしか方法がないんです。

資材機材も、人手も、予算も…
もう国に頼るしかないんです。
よろしくお願いします。


---転載終わり--- 





まつだ

2010-05-14

食いしん坊揃いの事務所です。

気がつけば5月も半ば。なのに、前回の記事がバレンタインのイベントの報告・・・(汗)
ということで、APLAスタッフの筆不精ぶりが露呈してしまいましたね。
本当は書きたいこと、たくさんあるんです!(言い訳)

ということで、気を取り直して。

*****

大型連休前に大きなダンボールがどーんと3つ届きました!


中身は・・・


大量のパン!!!
ダンボールを開けた瞬間、小麦のいい香りがふわーっと充満して、おもわず歓声。

*****

そう、APLA/ATJでは、(結構な頻度で)食べものの共同購入をしているんです。
パン、チーズ、農産物加工品、果物・・・。これまでAPLAがつながりをつくってきた方たちやATJが取り扱うマスコバド塩やゲランドの塩をつかってくれている方たちの美味しいものたちです。

そして今回届いたのは、北海道旭川の天然酵母パン屋さん、ベッカライ麦々堂さんのパン。
以前少しだけお手伝いをしていた自然食通信社さんから、とっても素敵なエッセイを出されている花房葉子さんとそのパートナーの麦さんのお店です。
自然食通信社のときには、たまにご馳走になっていた麦々堂さんのパンですが、実はゲランドの塩をつかってくださっていたと知ったのは、つい最近のこと。
さっそく、事務所のみんなに呼びかけて、共同購入することにしました。
カタログを印刷して、回覧板をまわして、一巡りしたところで数を集計して、そして代表して注文。このプロセス、面倒じゃないといえばウソになりますが、でもそれ以上に楽しいんです。(なぜって?みんながどんなものを頼んでいるか、わかるから。そして、つられて最後に自分も注文を追加しちゃったりして・・・笑)

というわけで、届いたのが、写真のとおりの大きなダンボール3箱だったというわけです。
いかにAPLA/ATJのスタッフが食いしん坊かばれてしまいますね・・・。

(美味しそうなパンの山に、あまりに興奮してしまい)写真に撮り忘れたのですが、スタッフごとに注文した商品を仕分けした山もすごかったです。
待ちきれなくて、その日のお昼ごはんにさっそく!というスタッフもたくさんでした。

共同購入、送料がお得になるという利点はもちろんですが、それ以上に美味しいものが届いたときの幸せ感をみんなで共有できるのが、なんともいえない魅力だと感じています。

みなさんも、職場の仲間やご近所さんと共同購入、いかがですか?
バランゴンバナナとか、ね。笑


のがわ

追記:これまで州2回のアルバイトだったのですが、5月よりフルタイムスタッフとなりました。今後ともどうぞよろしくお願いします!

2010-02-19

大人も子どもも甘い一日を過ごしました!

2月14日に、スローウォーターカフェさんと北のハチドリさんとのコラボで行われた“Spicy Valentine 2010”は、参加者の皆さんと楽しく、新たなことを学び、甘~い時間を過ごした一日となりました。


たくさんの子どもたちも参加してくれて、バナナとカカオの話しをしてから、カカオ豆からチョコレートをみんなで手作りして、バランゴンバナナでチョコバナナをつくって食べました。
 
 まずは、バナナってどうなっているか知っている?ということで、大人にも手伝ってもらい、子どもたちでバナナの木(草)を完成させました。


チョコレートが大好きな私ですが(他のスタッフにあきれられたことがあります)、最近体のことを考えて少し控えておりました。しかし、この日は久しぶりに解禁(どのくらい久しぶりかは置いといて…)。チョコレートが出来上がるまでの道のりを知り、一口のチョコレートがいかに手間がかかるかを感じた一日でした。実際は工場とかで作ってしまうのでしょうが、なかなか手作りできないチョコレートを参加者の皆さんとワイワイ作ることができて素敵なバレンタインを過ごせました。

さて、チョコレートをどうやって作ったか…
発酵させたカカオ豆をパチパチ言うまで煎り、その後はひたすらすってつぶして、油分が出てきてペースト状になるまで、擂り粉木でつぶしていきました。
そして、それをミルクと砂糖と混ぜて、チョコレートができあがります。
ミルクを豆乳にしたバージョンでは、砂糖少なめでちょっと苦くて、子どもたちには不評でしたが、思わずはまってしまう大人たちもいました。でも、カカオのフレーバーは充分感じられるチョコレートになりました。





 










スローウォーターカフェさんが取り扱うチョコレートは、現地の雇用を考え、最終製品までエクアドルの生産者たちが作っているそうです。しかし、製品で輸入すると関税が高く、一方原料のカカオで輸入すると関税がかからないそうです。なので大きなチョコレート会社などは、原料を輸入し、国内の工場で作るのが一般的だそう。
生産国で最終製品まで作られているところはほとんどないそうです。
普段バナナの話を皆さんに伝えることで、見えない背景を少しでも知ってもらえたらと思っているのですが、チョコレートもしかり、知ろうとしないと知らないことがあるな、と思った一日でした。

このバナナとチョコレートのワークショップ、意外と好評だったので、また何かの機会にやれたらいいな…と願いつつ。
素敵なバレンタインでした。


よしざわ




2010-01-05

「SPICY VALENTINE 2010  愛の貿易 こうかんしよう♪そうしよう♪」 


子どもたちの大好きなバナナ、愛を込めたチョコレート、コーヒー、それに砂糖。どんな実をつけ、誰が収穫し、わたしたちのもとに届くか知っていますか?利益を優先する貿易のあり方は、世界中で暮らしや自然を壊してきました。

そんな中、20年間、生産地のフィリピンと日本の双方で、いのちと暮らし、自然を守るコミュニティを育み、つなぎつづけているバナナがあります。
カカオ生産国には極めて稀な、エクアドルのチョコレート工場から届くチョコは熱帯雨林も、生産地の暮らしも、わたしたちのバレンタインも応援してくれます。

これまでの貿易をひっくりかえして、そのもうひとつのあり方を探る、新しい時代のレシピはいかがでしょうか。

APLA/あぷら×SlowWatercafe @北のハチドリ
  「SPICY VALENTINE 2010  愛の貿易 こうかんしよう♪そうしよう♪」


■日時: 2010年2月14日(日)14時~17時ころ 

■定員: 25人(親子参加大歓迎!) 

※夜はキャンドルナイト営業です。みんなでつくったカカオとバナナの森で、愛の貿易ピンチョス(ATJのエコシュリンプや、SWcのカカオをつかった絶品おつまみ)、オーガニックビール、自然酒などのバータイムをおたのしみいただけます。       

■参加費: 1500円(ワンドリンク、ワークショップのカカオや青バナナ付き)

■場所: 北のハチドリ
住所:北区王子本町1-9-8 キャスタービル1階
電話:03-5948-5277

■要予約・お申し込み: kitanohachidori(あっと)bloom.ocn.ne.jpもしくは03-5948-5277  
お名前/ご連絡先/人数をお知らせください。

■内容(昼の部):
◇お話
バランゴンバナナと砂糖(APLA/あぷら)吉澤真満子
サリナス村チョコレート(SlowWatercafe)藤岡亜美
◇バナナの追熟ワークショップ
フィリピンの山のなかで育てられたバナナは、緑色のまま船に乗って日本にやってきます。どうやったら「黄色いバナナ色」に熟すのか、実験してみませんか?
◇カカオ豆からチョコレートづくりワークショップ
発酵したカカオ豆から、カカオバターを使わない、カカオの森アマゾンの伝統的なペーストをつくり、世界一おいしいチョコバナナ にして試食します。

※バレンタイン特別スイーツもご用意しています!

■共催: APLA/あぷら、SlowWatercafe、北のハチドリ

■協力: オルター・トレード・ジャパン、ナマケモノ倶楽部

新年を迎えて

みなさま、あけましておめでとうございます。
2010年もAPLA/あぷら をどうぞよろしくお願いいたします。

今日から仕事初めという方も多いのではないでしょうか?

新しい年、新しい気持ちで!と少しばかり気合を入れて家を出たものの、久々の満員電車ですっかり気力をそがれてしまいました・・・。「満員電車は瞑想に限る」との事務局長よしざわに倣って、瞑想で乗り切ることにしているのですが、それでもできることなら避けたい満員電車。
もっと早起きして、混雑する前の時間に事務所に出てこようかなぁ、なんて考えたりもしています(が多分くじけるだろうなぁ・・・)。

と、新年早々グチめいたことを書いてしまいましたが、家族揃って無事に新しい年を迎えられたこと、親しい友人と楽しい時間を過ごせること・・・何はなくとも本当にありがたいと思います。

それと同時に、ちょうど1年前にイスラエルの攻撃で多くを失ったガザの人たち、不況で職を失い家を追い出され路上で暮らすしかない人たちのことを想いました。それを許してしまっているわたしたち自身の社会のあり方を考えました。


「パレスチナに光を」


「Free Gaza」


2009年12月26日 築地本願寺にて。

2010年、わたしたちが紡ぐつながりが、世界を襲う大きな波を乗り越える力となりますように。


のがわ