2009-01-13

パレスチナに思いを馳せる。

少し遅くなってしまいましたが、明けましておめでとうございます。
今年もAPLAをどうぞよろしくお願い申し上げます!

新年も明けて、新たな気持ちで今年も・・・!といきたいところですが、皆さまもご存知の通り昨年末からのイスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への理不尽な攻撃が始まったニュースが連日報道され、とても心配な状況でした。
ATJと一緒にオリーブ・オイルの取り組みを行っているPARCとUAWCという現地のパートナー団体からも、食料援助の支援要請が届いており、ATJとAPLAでは、緊急救援をすることにしました。
http://www.apla.jp/03/other/other_090107.html

先週から始めた募金も集まってきており、「待ってました!」とか「何かやりたいと思っていたので、呼びかけありがとうございます。」といったメッセージが寄せられています。そういう気持ちでパレスチナに思いを馳せている人がいるのだと思うとうれしくなります。できるだけ現地の人たちにもそのことを伝えていきたいと思っています。

海外のパートナーが集まる際、よくみんなが口にする言葉があります。「ひとりではないってことを知ると勇気がわく。」
「自分たちの社会の中だけにいると、目の前におきている問題に対して絶望的になったりすることがあるけど、同じ思いを持って戦っている人が世界にはいる、仲間がいる、ということを知ると、生きる力や希望がわくんだ。」そんなことを話してくれます。
よく、私たちは「連帯」っていう言葉をつかうのだけれども、こうやって人びとがつながっていくことが実感として分かることが大切なのだと思います。
実際現地で起こっていることは、私たちの想像を絶するものなのだろうけど、最大限の想像力を働かせ、私たちができるかぎりのことはやっていきたいと思っています。

そして、先週土曜日には東京で行われた「ガザに光を!即時停戦を求めるピースパレード」に参加してきました。
1500人ほどが集まったそうです。ドラムを持って、音を鳴らして、平和を訴えているグループの人たちの近くにくっついて歩いていましたが、手縫いでパレスチナの赤と黒と白と緑の旗を作ってきたりしていて、思い思いに参加していました。
歩いている私たちの脇に停車している車を見ると、ドラムの音にあわせて踊っている子どもを何人か見かけました。そんなことがきっかけで、車の中で今回のパレスチナに関することが話題に上がったり、少しでもニュースに耳を傾けるようになったり、そんなことが広がっていったら…と思いました。
しかし、当日は雨は降らなかったものの、風が強くて寒くて凍えて、一緒に参加したスタッフがミニスカートをはいていることに信じられない!!なんて言いながら歩いていましたが、はっと我に返り、ガザでは今電気が通ってないということを思い出し、なおかつ、以前パレスチナの人に天候的には日本とあまり変わらないなんて話を聞いたこともあり、こんな寒い中、爆撃におびえている人たちがいることを思うと、いてもたってもいられない気持ちになり…。

今朝のニュースでは今回のイスラエルの攻撃の犠牲者が900人以上になっているということ。
なぜ、こんなに罪のない人たちが殺されなければならないのか。一刻も早く停戦になり、少しでもガザの人たちが普通の生活に戻れるように願わざるを得ません。

再度、告知ですが、APLAではガザ地区の人たちに食料支援を行います。ただいま募金を受け付けておりますので、ご協力どうぞよろしくお願いします!
http://www.apla.jp/03/other/other_090107.html

投稿:よしざわ