2008-12-25

2008年冬のギフト、“エコシュリンプ”販売終了しました。

期間限定でお受けしていたエコシュリンプの販売は本日をもって終了となります。
ご購入くださった皆さま、ありがとうございました!
ご好評につき、来年夏のギフトシーズンにも販売を予定しておりますので、
周囲の方にもお知らせいただければ幸いです。

APLA発足となった2008年、新体制でバタバタと過ぎていった感がありますが、
2009年度の企画もすでに練りはじめています。
事務局スタッフ一同、今年以上にAPLAの活動を盛り上げていきたいと考えて
いますので、皆さまのご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

それでは、どうぞ良いお年をお迎えください。

投稿:のがわ

2008-12-24

食・映像から見るもうひとつのアジア

ご報告が少し遅れましたが、12月14日(日)に、アース・ビジョン組織委員会と共催で「食・映像から見るもうひとつのアジア」と題した映画上映+トークイベントを開催しました。

当日は、(主催者として不謹慎ながら)今日は外に出たくないなぁ・・・と思ってしまうような冷たい雨が朝から降り続き、来場者数にも不安が・・・。

けれども、そんな不安は不要だったようで、総勢40人近くの方に足を運んでいただけました。
ご来場くださった皆さま、改めてありがとうございます!!

というわけで、当日の内容を少しだけご紹介しますね。

はじめに、『死の季節よ、さらば』『エビの履歴書―育てる人と食べる人』『自然の盾―Tsunamiからいのちを守ったもの』の3作品を上映しました。どれもアース・ビジョン地球環境映画祭でこれまでに入賞したドキュメンタリー作品です。
前半ふたつはAPLAの関連団体である㈱ATJが取り扱う交易品の生産地のお話。最後の一本は、「食」というテーマと直接的な関連はないものの、Tsunamiという災害から人びとを守ったのは、マングローブやサンゴ礁であったというレポート。そうした「自然の盾」を守っていくには、上からの自然保護ではなく、人びとの自立した生活と共生した形が必要だというメッセージは、APLAが目指すものと決して遠くはありません。

そして、映像の内容をふまえてのトーク。
APLAの共同代表でもある村井吉敬さんと南伊豆で農園を営む谷洋一郎さんの対談です。エビを中心にわたしたちの暮らしとアジアの問題の関連性を指摘し続けてきた村井さん、学生時代にフィリピンで井戸を掘るNGOで活動したなかで感じた「無力さ」から、百姓となったという谷さん。
それぞれの立ち位置から、現在の「食」やわたしたちの暮らしを取り巻く問題について、熱い想いを語ってくれました。また、お互いへの質問の際には、職業や教育に関する話題にまで話が展開。最後には「石油の民衆交易が必要」なんて話にも。
時間が限られているゆえに、聞き足りないという印象をもたれた方もいるかもしれません。(対談のお二人も話し足りなかったかも・・・?)というわけで、ぜひまた別の機会をつくりたいです。

最後に。
トークのゲストとして参加してくださった谷洋一郎さんが営まれるたに農園のホームページをご紹介。有機のお野菜、お米、そして加工品などなど、直接購入することができるそうなのでどうぞチェックしてみてくださいね!

たに農園HP

投稿:のがわ

2008-12-19

12月、こんなところへ行きました。

立て続けにアップしてますが…
12月に入って、こんなところへ行ってきました。

◎反貧困ネットワーク・食の危機分科会の打ち合わせに参加
10月19日の反貧困ネットワークを通じて知り合った「食の危機分科会」のグループ。
食べものの民衆交易をしているATJやAPLAの関心ごとと問題意識が近い、ということ、APLA理事の大野さんも関わっていらっしゃる関係で、打ち合わせに呼んでいただきました。
打ち合わせには「フードバンク」のボランティアの方、荒川区でホームレス支援をされている「あうん」の方、貧困について研究している研究者の方、ライターさん、など10人くらいが集まって話しをしました。
都市の貧困と農村の貧困をどうつなげていくか、食の問題は生産、流通、消費とつながるけれども、これまではそれぞれの段階でしか問題を捉えてこなかった。この食の危機の分科会を通じて全てがつながって見えるようになった。そしてどこも苦しい状況であるところが見えてきた。そんな時、どう三者がつながって生存するための社会環境を作っていけるか、なんて話をしました。
話が多岐に渡って全てを書ききれないのですが、印象に残ったことを書き連ねます。
“貧困だけど楽しく生きる”という価値観が大切、企業とかが食の全てを握ってしまうのではなく、分断化されてしまった人たちがいかにおすそ分けの経済の中で共同して生き延びていけるか…、どうやったら当事者運動にできるか などなど。
具体的に都市と生産現場をつなげるために、実際畑へ行ってみて、体験できる場があると、これまで情報にアクセスできなかった若者や、都市の人が、具体的なイメージをもてるかもしれない、楽しいことを通じてやりたい!ということで、1月に千葉県三里塚の畑に行って麦踏をしてみようか、という話でまとまりました。
APLAでも、よき消費者であるだけではなく、自分たち自ら「つくる人」にどうやったらなれるか?なんて議論をしているのですが、同じような話が、食の危機の分科会でも展開されていました。

◎新宿区・暮らしを考える会・勉強会に参加
「季刊at」をよく事務所まで買いに来てくださる方が、新宿区の市民グループ「暮らしを考える会」で学習会を開いているとのことで、ATJやAPLAの話しをしてほしいと依頼を受けました。
この会の学習会のこれまでの学習会記録を見せてもらったら、とてもタイムリーな社会問題、最近では、「介護の現場で働く若者の燃え尽き症候群について」、「年金制度」、「崩壊する医療制度」、次回は「貧困問題」などを取り上げて勉強されていました。大学の先生などが講師にいらしていて、とても贅沢な勉強会だなー、と思う反面、私なんかが話をさえてもらっていいのか、と思いましたが、せっかく私たちの活動を知っていただける機会なので話をさせていただきました。参加者の方の中には生協運動に取り組まれている方もいて、とても食に対する問題意識も高く、熱心に話を聞いていただけました。そしていくつか励ましのコメントをいただいたりと、とても楽しい時間を過ごさせてもらいました。

投稿:よしざわ

民衆交易・フェアトレード研究会(第一部)が終了しました。

昨日、民衆交易・フェアトレード研究会(第一部)が終わりました。
7月から計6回(報告はまだ3回目までしか載せてないのですが、順次アップ予定です。)、17時15分から東京事務所で開始ということで、APLAやATJスタッフがメインの学習会となりましたが、毎回数人のAPLA会員さんの参加もありました。

6回分の組み立てが、3回ATJのスタッフの報告、3回民衆交易を外側から見ている人の話を聞くという構成で、色んな側面からの議論が展開されました。
毎回、報告者によっても、視点の置き所が違い、改めて民衆交易は一言では語れないことを実感。

来年も、内容を深めて研究会を継続して行きたいと思っています。
今度はもう少し色んな人に参加してもらえるような形でやりたいと思っておりますので、ぜひご参加ください。

投稿:よしざわ

2008-12-17

幸せの赤いりんご


APLA事務所では、ATJのスタッフと一緒に、二ヶ月に1回、APLAの会員さんでもある「しらたかノラの会」の商品を取っている。


今回は、初めてりんごを買ってみた。
このりんご、「こんなにおいしいりんごを食べたのは生まれて初めて!」というおいしさだった!!

一緒に食べていた友人も、その日は仕事でとっても嫌なことがあったとやらで、落ち込んでいたのだが、「悩んでいたのがちっぽけに思えてくるくらいおいしい!」と言っていた。実のすみずみまでやさしい甘さで包まれているのだ。

その友人の言葉もうれしくて、りんごもおいしくて、笑みがとまらなかった。こういうのを幸せというのかな。おいしいものは本当に人を幸せにする。

同じりんごを買ったAPLAスタッフのまつだも、同じく「生まれて初めてのおいしさだ!」と言っていた。

先日ノラの会の疋田さんから、メンバーのりんご生産者が、生産を続けるのが大変で木の一部を切ってしまったという話を聞いた。幸せの赤いりんごの背景には、日本の生産現場も見え隠れする。

でも、このりんごを一口でも食べることができたことに感謝しようと思う。そして、誰かりんごづくりを継ぐ人はいないかなーなんて思ったり。

投稿:よしざわ

2008-12-02

エコシュリンプ、APLAから初出荷!

はじめまして。APLAスタッフとして週2日働いているノガワです。
(週の残りは、インドネシア民主化支援ネットワーク/NINDJA
というNGOの事務局をやっています。よろしければ
こちらをご覧ください)

さて、先月からご案内しているエコシュリンプですが、
さっそく皆さまからたくさんのご注文をいただいています。
そして11月27日には、第一回目の発送が無事に終了しました!

事務所の奥に置かれた業務用の冷凍庫におさまっていたエコシュリンプは、
保冷シートに包まれ、ダンボールにおさまり、クール宅急便で巣立っていきました。
この作業、APLAスタッフ総動員で必死になって(・・・って大げさに聞こえるかも
しれませんが、解凍を防ぐため時間との闘いです。笑)おこないました。

期間限定の販売ですが、まだまだ注文を承っています。
年末のギフトだけでなく、ご自宅でもぜひ一度お試しください。