2011-12-28

インドネシアからの便り。

フィリピンに続いて、インドネシアのオルター・トレード・インドネシア社(ATINA)からSeason's Greetingが届きました。


ATINAスタッフのエコシュリンプへの愛情が伝わってくるデザイン!?

2011-12-22

フィリピンからの便り。

フィリピンのオルター・トレード社(ATC)からSeason's Greetingが届きました。


わたしたちが食べているバランゴン・バナナマスコバド糖は、ここにいるスタッフみんなの力で生産者の元から日本まで届いています。

2011-12-21

バナナ募金・お届け先を訪問

11月よりAPLAでは、「福島の子どもたちに届けよう "バナナ募金"」を始めました。
皆さんからの募金をもとに、バランゴンバナナを福島の幼稚園や保育園に届け始めています。

今回、そのお届け先のひとつ、福島県伊達市の仙林寺さんが二ヶ月に一回開催している寺子屋を訪問しました。
「福島に住むことしか選択できない子どもたちや親御さんたちにとって、外から足を運んでくれる人は大切な存在」だと住職さんが声をかけてくれて、訪問が実現しました。

12月ということもあり、今回の寺子屋の行事は、板絵と餅つき。
板絵は私たち大人も初めて体験させてもらいました。1時間という短い時間ですが、みんな集中して素敵な絵を描き上げました。
クリスマスが近いので、クリスマスツリーや雪だるまを描く子もいたり、音符やハートなど女の子は可愛らしいデザインをモチーフに、「本気でサッカー」と来年の抱負を書く男の子も。「絆」「がんばっぺ福島」「愛」など、震災後に飛び交った言葉を書く子もいたり…。
黄色やピンクを使った、明るい絵が多かったように思います。

餅つきは毎年12月恒例行事だそうで、あんこ、きなこなど定番のものや、ずんだ餅、地元の地域だけしかつくらないという「ひきな」といって大根、にんじんと厚揚げの甘煮と一緒にいただくお餅もありました(これがおいしかった!)



そして、お餅を食べている間に、前もって送っておいたバランごんバナナを大人も子どももみんなにひとり一本ずつ配り、バナナの話を少しさせてもらいました。
フィリピンってどこかな?どんな生産者がつくってる!?など、写真を使いながら説明し、みんな一生懸命話を聞いてくれました。
訪問した前日はたくさん雪が降っており、届いたバナナも追熟せずに緑色…。「バナナは南国の食べ物だから、暖かいところじゃないと黄色くならないの!みんな、おうちにもって帰って、暖かいところに置いて、黄色くなるのを待ってあげてね。」とお願いし、持って帰ってくれました。


青いまま待ちきれなくて既に食べてた男の子もいたようですが「甘かった!」という感想を住職に残して帰ったそう。本当??子どもながら気を使ったかしら?と思いつつ、気に入ってくれたらいいな~と。

「既に避難できる子どもたちは避難してしまっている」、「夏まではマスクをつけて、長袖を着る生活をしてたけど、もうみんなそんなことしていられない…」。元気な子どもたちの姿を見れましたが、同時に、3月以降に確実に日常が変わってしまった福島にいる子どもたちの現実を垣間見た一日でした。

また、機会を見つけて、子どもたちに会いに行きたいと思います。

2011-11-04

【報告】2011年10月15日「何をどう食べればいいの?~放射能汚染と遺伝子組み換え作物~

APLAとして、色んな方たちと一緒に考えたいな、実践の糸口を見つけたいな、と思って10月から開始したお話会。第1回目の10月15日には、安田節子さん(食政策センタービジョン21)をお招きして、「何をどう食べればいいの?~放射能汚染と遺伝子組み換え作物~」というテーマで3.11後の食についてお話を聴きました。
東京・世田谷区のfrom Earth Cafe "OHANA"を会場に、お話の後には、放射性物質の取り込みを減らすために安田さんが勧めている「マゴワヤサシイ」ランチをいただきました。
以下、少し長くなりますが、ご報告です。

■安田さんのお話(概要)

  放出された核種は、プルトニウム、ストロンチウムを含む31種。福島第一原発からは、毎時2億ベクレルの放出がいまも続いている。仮に放出がストップしたとしても、わたしたちが生きている間に決して汚染はなくならない。それどころか、次世代まで長く影響が残ってしまう。
  郡山市は、チェルノブイリ原発事故で強い汚染を受けたゴメリ州(ベラルーシ)と同じ線量。放射線管理区域、つまり避難しなくてはいけない地域。そこで「チェルノブイリ・ハート*」の新生児が生まれたと聞いた。すでに福島原発事故の影響が出てきているのではないか。子どもには、早い段階から大量に甲状腺ガンが現れてくることが知られているが、実は大人も安全なわけではなく、時間が経てば同じ割合でガンが発症するといわれている。しかし、原発との因果関係を証明するのが難しい。だから、たとえ50代以上だとしても「食べて支援しよう!」というのには異議あり。
  放射能汚染された食品は、出荷・販売されてはいけない、というのが原則。しかし現状はほど遠い状況で、それをどう変えるか?が、わたしたちみんなの課題。
* 生まれつき重度の障がい(穴の開いた心臓)を持って生まれてくる子ども。ベラルーシでは、新生児の85%が何らかの障がいを持っているという。
http://www.gocinema.jp/c-heart/kaisetsu/kaisetsu.html

  放射線の持つ高いエネルギーで遺伝子の生命情報に傷がつき、ガンや突然変異を誘発。胎児や子どもはその影響が非常に大きい。にもかかわらず、文部科学省・原子力安全委員会が福島県内の子どもたちの限界被曝量を年間20ミリシーベルトに定めた(その後8月には「原則として年間1ミリシーベルトをめざす」と発表)。
  「放射線に安全線量(閾値)はない」というのが今日の国際的常識であり、閾値がないもの→許容摂取量は決められない→「基準値以下だから大丈夫」はウソ。ドイツの放射線防護協会は、「乳児、子ども、青少年に対しては4Bq/kg以上のセシウム137を含む飲食物を与えないように、成人は8Bq/kg以上のセシウム137を含む飲食物を摂取しないことが推奨される」と提言しているし、チェルノブイリ原発事故後、主食の麦(パン)についてベラルーシは40Bq/kg、ウクライナは20Bq/kgを基準値として定めている。しかし、日本政府は暫定基準値(セシウム137)で、主食である米についても500Bq/kgとしている。この飲食物放射能暫定基準値は、食品だけで年間5ミリシーベルトの計算になっており、しかも「暫定」ですでに7カ月以上が経過している。この数字は、非常時の我慢値であり、実は核戦争が起こった時を想定した数字であることも知ってほしい。事故後から繰り返されている「直ちに影響はない」イコール「しばらくすると影響が出てくる」ということ。
  内部被曝に関しては、飲食物によるものが9割以上を占めると言われている。放射性物質が体外に排出されるまで体内で至近距離からの被曝が続き、甲状腺異常(特に子ども)、白血病、その他のガン、白内障、不妊、慢性皮膚炎、加齢現象、免疫力低下、遺伝的影響(先天性異常)、胎児への影響(知能障害、新生児死亡など)の可能性がある。

  わたしたちが求めるべきは、全量検査。それを主張すると「非現実的だ」との声があがる。しかし、BSEが問題になったとき、日本は枝肉を全頭検査した実績がある。同じように、流通する食品の全量検査が実現すれば、「産地名」だけで選ぶ必要がなくなる。全量検査がなされていない現在、判断材料として「産地名」に頼るしかなく、それが結果的に「風評被害(と呼ばれるもの)」につながってしまう。判断材料になる数字があれば、汚染されていないものを売る・買う、汚染されてしまったものは食べない・東電に賠償請求する、という形がとれる。それは「消費者のエゴイスティックな選択」ではなく、「風評被害ではない実害」を可視化させることにもつながる。また、「買って応援する」ことは農家の被曝を容認してしまう犯罪行為だと考える。本来であれば、農業・漁業・酪農を続けたいという人に対して、移転にかかる経費、移転先での農地と農具、当面の生活費をきちんと保証することを東電と政府に求めていかなくてはいけないはずだ。

今後の食生活のポイントとしては、①放射性物質の取り込みを防ぐ、②取り込んでしまったものに関しては排泄を促す、という2点が重要になってくる。①については、(妊婦や子どもは特に)汚染のない地域のものを選び、ミネラルで身体をミネラルで満たし構造の似た放射性物質を取り込みにくい状態を保つ。日本古来の食事法をあらわした「マゴワヤサシイ*」食事がその助けになる。また、グレーゾーン地域でとれた農産物の場合でも、適切な下処理(水洗い、酢洗い、塩水洗い、ゆでる、煮る、酢漬け、発酵食品を取り入れる)である程度は減らすことができるといわれている。②に関しては、生味噌などの発酵食品、玄米、果物(ペクチンの多いりんごやみかん)などで排泄を促進することが大切。そのため、これから出回る新米に関しては、非汚染地の有機栽培の玄米を食べ、グレーゾーンなら白米で食べることをお勧めする。いま心配なのは「マゴワヤサシイ」の「シ」=しいたけなどキノコ類。残念ながらしばらくは止めたほうがいいかもしれない。あとは「サ」=水産物に関して。食物連鎖の頂点にいるような大型魚(マグロやカツオ)については、半年~一年後に濃縮のピークを迎える。水産庁はこれまでに2回ほどごく限られた種類だけを調べただけという現状。放射性核種は、魚の内臓に集まるので、臓物をきれいに除くと大幅に放射能が減少するといわれている。
  繰り返しになるが、米や農畜産物の全量検査を実施し、計測値を表示することが本来の食品の安全管理のあり方。
* マメ、ゴマ、ワカメ、ヤサイ、サカナ、シイタケ、イモ

  『沈黙の春』の著者レイチェル・カーソンは、放射性物質が農薬などの化学物質の発がん性を増幅させることを指摘していたが、身体は足し算ではなく掛け算のダメージを受ける。だからこそ、福島原発事故後の時代を生きていくわたしたちは、生命力とミネラルにあふれた安全な(=農薬や添加物を使用していない)食べものを選んで食べていくことがこれまで以上に重要になってくる。「放射能で汚染されていなければ、どんなものでもいい」という考え方は許容してはいけないし、それを推し進める環太平洋経済連携協定(TPP)は受け入れてはいけない。TPPに参加すれば、日本が現在もっている遺伝子組み換え食品の表示制度すら「貿易障害」として撤廃させられることになるだろう。
  残念ながら、日本は、世界一の遺伝子組み換え(GM)輸入国。日本で流通を認可したGM作物は、ダイズ、ナタネ、アルファルファ、テンサイ、トウモロコシ、ワタ、ジャガイモの7作物158品種+GM食品添加物14種にもおよぶ。健康への影響、農業への影響、環境への影響が明らかになりつつある。

  状況は非常に厳しいものだけれど、わたしたち消費者には、買うか買わないかを選ぶ権利がある。また、メーカーに「遺伝子組み換え作物をつかっている場合は、商品は買えません。使用しないこと、表示を明確にすることを望みます」というような声をあげることもできる。政府や行政を動かすことは非常に時間がかかるし、簡単なことではないが、企業は買い手の意見に敏感な部分もあるので、声を伝えることで変えていける可能性は大きい。一人ひとりの力は小さいけれど、みんなでつながって、立ち向かっていきましょう。(まとめ:事務局)

■参加者から質問・意見

Uさん:千葉県で友人とお米づくりをしてきており、自分でつくったお米を食べる喜びを感じていたが、原発事故の影響で今年の米づくりをどうするか悩んだ。結局田植えをし、最近収穫したが、これまでのようにできあがった新米を知人に分けることにも躊躇した。

→安田さん:検査して自分自身が数値を知ることが大切。

Uさん:看護の仕事をしているが、薬に頼りすぎない人間のもつ自然な回復力を信じている。その回復力には、栄養・睡眠・空気という前提条件があったが、それが汚染されてしまった現在、どうやって人の健康を守れるのか?そのことをずっと考えており、今日参加した。

Yさん:自分がアトピーに苦しんでいたことから、食に対する関心を持ち始め、遺伝子組み換えの問題に行き着いた。Twitterで情報収集をしており、今日のことも知った。これから魚が食べにくくなると思うが、どうしたらよいか?

→安田さん:表示制度の問題で、刺身の盛り合わせは産地を表示しなくてよいことになっている。なので、もし刺身を食べるのであれば、一種類ごとに産地がわかっているものを買って、自分で盛り合わせにするのが賢明。しかし、魚は移動しているので「産地」といっても悩ましいけれど…。

Iさん:遺伝子組み換え作物については、南米でも深刻な状況。アルゼンチンでは農地の6割が遺伝子組み換え大豆になってしまっている。日本の動きについてもどうにかしていかないと。

Yさん:食べものについて、情報を得ようとして調べれば調べるほど信じられなくなってしまう。

→安田さん:こんなに辛い想いをみんな(消費者だけでなく生産者も)にさせていることが許せない。わたしたちは政府に対してきちんと怒らなくてはいけない。

Nさん:東北に妹家族が暮らしているが、「情報や選択肢がたくさんある大都市の人たちは自分たちのことしか考えていないように映る」と言われたことがずっと気にかかっている。

Nさん:小さな子どもが2人いる。長野の農家さんとCSA(Community Supported Agriculture)に取り組もうとしている。今回のようなことが長野でも起こったとしたら、自分たちはそこでできた野菜を食べないのか?ということをずっと考えている。子どもには食べさせられないが、かといって作ってくれている人のことを思うと「食べない」ことを簡単には選べない。福島では現在進行形で起こっていることだと思うが、答えが出なくて苦しい。

→安田さん:最後のお二人が話してくださったことは、根っこは同じこと。生産者と消費者の分断も、地方と都会の分断も、わたしたちが望むものではない。そうではなくて、どう手を取り合って、「実害」を生み出した張本人たちに立ち向かっていくのか。一緒に行動していきましょう。

■Café OHANA特製「マゴワヤサシイ」ランチ

メニューは…
*お豆腐とごぼうとあらめのゴマバーグ *車麩とじゃが芋の肉じゃが風 *わかめとお豆とラディッシュのマスタードマリネ *野菜サラダ *みそ汁 *玄米

Café OHANAは、ヴィーガンのカフェなので「マゴワヤサシイ」の「サ」=魚抜きのメニューですが、こんなに豪華!店長の藤田さんからOHANAが食材について考えていることをご説明いただき、メニューを紹介していただいた後、みんなでいただきます♪

心のこもった美味しいものがある食卓だと、会話もはずみます。「勉強会」という形では決して生まれなかっただろう、参加者のみなさん同士が会話している姿が印象的でした。

2011-10-07

《緊急シンポジウム》 やっぱりTPPでは生きられない─震災復興に乗じたTPPにNO!

未曾有の地震と津波に加えての原発事故。「原発推進とTP
P」を進めてきた財界の構想は破綻しました。野田政権は震
災復興を最優先に掲げていました。 

ところが、ここに来て、野田首相は「TPP参加について早
期に判断する」としています。11月のハワイでのAPEC
(アジア太平洋経済協力会議)に向けて、参加表明が唐突に
行われるのではないかと言われています。

国の食糧基地である被災地の復興とTPPは両立しません。
また、TPPは農業だけの問題ではなく、多くの国民にメリ
ットはありません。

私たちは2月に続いて、再び座談会を計画しました。大いに
議論し声を上げていきましょう。

【とき】
10月31日(月)18:30 ~ 21:00(開場18:00)

【ところ】
文京区民センター3階3-A会議室(文京区本郷 4-15-14)
地図 http://www.b-academy.jp/faculty/c04_01_j.html?area=mainColumn

都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩2分
東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園駅」徒歩5分
JR水道橋駅東口徒歩、15分
都バス(都02・都02乙・上69・上60)春日駅徒歩2分

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【プログラム】

■ 基調講演(19:40~20:30 50分)
◎金子勝さん(慶應義塾大学経済学部教授)
1952年生まれ、東京大学大学院(経済学研究科)卒業 。茨
城大講師、法政大教授を経て、2000年10月から現職。
著書に「「脱原発」成長論─新しい産業革命へ」「金子勝の
食から立て直す旅―大地発の地域再生」など。

■ 意見提起(18:40~20:30 50分)
◎色平哲郎さん(佐久総合病院医師)
1960年神奈川県横浜市生まれ。京都大学(医学部)卒業。長
野県南佐久郡南相木村診療所長、NPO「アイザック」事務
局長を経て現職。著作に「大往生の条件」「命に値段がつく
日所得格差医療」など。

◎鴨桃代さん(全国ユニオン会長)
1948年静岡県清水市生まれ。72年淑徳大学(社会福祉学部)
卒業。千葉市役所、労働組合「なのはなユニオン」書記長・
委員長、コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク共同代表
を経て現職。著書に「非正規労働の向かう先」「どうする派
遣切り2009年問題 」(共著)など。

◎山下惣一さん(百姓・佐賀県)
1936年佐賀県唐津市生まれ。中学卒業後、家業の農業を継ぐ。
1969年「海鳴り」で第13回農民文学賞、1979年「減反神社 」
(1981年)で第7回地上文学賞を受賞。著書に「直売所だより」
「安ければ、それでいいのか!?」など。

司会:大野和興さん(日刊ベリタ編集長)
1940年愛媛県生まれ。四国山地の真只中の村で育ち、農業記
者として約40年を日本とアジアの村を歩く。著書に「食大乱
の時代」「日本の農業を考える」など。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【参加費】
500円
(『TPP 何が問題?暮らしはどう変わる?~』パンフレット
1部付き)

【主催】
TPPに反対する人々の運動

【共同代表】
山下惣一(佐賀・百姓) 菅野芳秀(山形・百姓)
天明伸浩(新潟・百姓)

【問い合わせ先】
「TPPに反対する人々の運動」事務局・上垣
Tel:03-5209-3455 FAX:03-5209-3453
(アジア太平洋資料センター気付)
E-mail: muramachitpp@gmail.com

★11月のAPECホノルル会議ではTPP交渉が進められる可能性が
あります。私たちはアジア太平洋の人々と連帯し、TPP参加に
反対するべく代表団を派遣する予定です。渡航費、宿泊費のカ
ンパを募っております。ぜひよろしくお願いします。

<振り込み口座>
ゆうちょ銀行
口座記号番号: 00170-4-457096 「TPP反対連絡会」

※お振り込み下さる方はお手数ですが、振込用紙に名前と住所
をご明記下さい。後日御礼として報告会やその他情報をお送り
する予定です。

☆最新情報は下記サイトをご覧ください
http://www.geocities.jp/yaoyahyakusho/muramachi/home.html

2011-09-21

APLA presents つながる広げるお話会 【第1回】

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APLA presents つながる広げるお話会
【第1回】何をどう食べればいいの?~放射能汚染と遺伝子組み換え作物~
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3.11から6カ月が経過しました。
地震と津波という自然災害。そして、土や海や空気を汚し、すべての生命を脅
かし、そしてあらゆるつながりを破壊しようとしている原発事故。
悲しみと怒りに押しつぶされそうになりながら、この6カ月のあいだ一体何をす
ることができたのか…と焦燥感に駆られることも少なくありません。

フィリピン、東ティモール、インドネシア。APLAは、アジアの仲間たちと一緒
に砂糖やコーヒーなどの商品作物だけに頼らない安定した暮らしづくり、各地
域が本来もっている資源や知恵を生かす「あるもの探し」をベースにした地域
づくりに取り組んできました。
いま、日本に暮らすわたしたちが直面している問題の根っこは、アジアの仲間
が乗り越えようとしていることと同じように感じています。

それは、食べもの、エネルギー、医療、教育…、日々の営みのひとつひとつを、自分たちの手に取り戻すこと。

日本がひたすらに追求してきた「近代化」や「経済発展」、そしてその上にこ
そ「豊かな生活」が成り立つという価値観が根底から問い直されているいま、
そのオルタナティブを真剣に考え、語り、実践していくことからしかはじまら
ない。わたしたちはそう考えます。

APLAとして、色んな人と一緒に考えたいな、実践の糸口を見つけたいな、と思
う4つのテーマからスタートしてみます。

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【第1回】何をどう食べればいいの?~放射能汚染と遺伝子組み換え作物~

お話:安田節子さん(食政策センター・ビジョン21)

・放射能の人体への影響
・放射能汚染を減らす調理法と影響を受けにくい食生活「マゴワヤサシイ」
・怖いのは放射能だけ…?(遺伝子組み換え作物のこと知ってますか?)
・いま、わたしたちができること

日時:10月15日(土)10時半~12時半
場所:from Earth Cafe "OHANA" ( http://www.cafe-ohana.com/ )
参加費:2,500円 ※Cafe OHANA特製「マゴワヤサシイ」ランチ付き

【第2回】有機お茶農家さんと一緒に考える、ポスト3.11の農と食(仮)
【第3回】いまこそAct Locally, Think globally
            ~マチでのエネルギー自給、どう実践する?(仮)
【第4回】分断を乗り越えた「食づくり」と「職づくり」を探る
              ~沖縄と福島を結ぶ薬草プロジェクト~(仮)

※第2回目以降の日時・場所・参加費は未定です。決定次第、お知らせしますの
で、ホームページ( www.apla.jp )やTwitter(@__apla__)をチェックしてく
ださい。

【問い合わせ・申込み先】
特定非営利活動法人APLA(Alternative People's Linkage in Asia)
〒169-0072 東京都新宿区大久保2-4-15サンライズ新宿3F
TEL: 03-5273-8160  / FAX: 03-5273-8667
E-mail: info@apla.jp / HP: http://www.apla.jp
Twitter: http://twitter.com/__apla__

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2011-09-15

までいの力

震災からちょうど半年、福島県飯舘村の酪農家(正式には「元酪農家」)長谷川健一さんのお話を聞く機会があった。震災後、断片的な情報は耳にしていたが、はじめてしっかりとした「ストーリー」として、村で生きてきた当事者の苦しみ・悲しみ・怒りを知ることができた。政府と御用学者が繰り返した「安心だから大丈夫」という言葉のために、村民はどれほどの被曝を強いられたのか…と強い憤りを感じずにいられない。家族同様に育ててきた牛を処分しなくてはいけなくなったとき、廃業を決定したときの長谷川さんたち酪農家さんたちの姿をうつした写真に涙がこらえられなかった。

そして、その翌日にたまたまATJのスタッフから借りた一冊の本。

『福島県飯舘村にみるひとりひとりが幸せになる力 までいの力』
(SEEDS出版、2011年)


その本は、「ここには2011年3月11日午後2時46分以前の美しい飯舘村の姿があります」の一文ではじまる。

「平成の大合併」により周辺の町村が合併を決めるなか、合併しない「自主自立のむらづくり」の道を選択した飯舘村。「ないものをねだるのではなく、あるものを探し生かす」オンリーワンの村おこしを進めるなかで出会った「までい」という言葉が村の合言葉になっていたことを知ったのは、震災後だったように思う。この言葉は、「真手(まて)」という古語が語源。左右そろった手という意味が転じて、手間ひま惜しまず、丁寧に心をこめて、つつましく、という意味で東北地方で昔からつかわれている方言だという。

その言葉の通りに、村に暮らす人びと自身が手間隙をかけて進めてきた村づくり。この本を読んでいると、飯舘村の人たちの村に対する思いが強く強く伝わってくる。2010年10月に「日本でもっとも美しい村」連合に加盟した飯舘村、豊かな自然とそれを愛でながら「までい」に生きてきた人びとからすべてを一瞬のうちに奪った原発事故。どんなに理不尽だと思っても、あの日の前に時計の針を戻すことはできない。

だとするならば、わたしたちがすべきこと、それはもう見えているはずだ。

のがわ

2011-07-08

TPPシンポジウムのご案内

TPP(環太平洋パートナーシップ協定)に関するシンポジウムのご案内です。
「TPPを考える国民会議」(座長・宇沢弘文)が主催するシンポジウムで、参加費無料で一般に公開されます。TPPが世界でどのように動いているかを知る貴重な講演ですのでぜひご参加下さい。

■講演者:ジェーン・ケルシー・オークランド大学教授

■詳細:http://tpp.main.jp/home/?p=566

■講演会:
7月12日(火) 仙台講演会
  ①時 間   13:00~
  ②会 場   ホテルモントレ仙台 3F「翠鳴館」
          宮城県仙台市青葉区中央4-1-8
          022-265-7110
  ③問合せ先  衆議院議員 斉藤やすのり事務所 
           022-776-1777
           衆議院議員 石山敬貴事務所
           0229-22-8720

2 7月13日(水) 札幌講演会   
  ①時 間   10:30~
  ②会 場   京王プラザホテル札幌 2F「エミネンスホールA」
          北海道札幌市中央区北5条西7丁目2-1
          011-271-0111
  ③問合せ先  衆議院議員 山岡達丸事務所 
           011-219-2100
           参議院議員 徳永エリ事務所
           011-218-2133

3 7月14日(木) 東京講演会
  ①時 間   13:30~
  ②会 場   憲政記念館 「講堂」 東京都千代田区永田町1-1
          03-3581-1651 
  ③問合せ先  TPPを考える国民会議
           03-3288-1154

2011-06-09

シンポジウム「援助を阻むもの、復興を阻むもの-アジアと東日本の被災から-」

APLAの共同代表でもある村井吉敬さんよりご案内です。

☆★☆ 転送・転載、歓迎 ☆★☆

被災の支援・復興についてアジア規模で問題を考えるシンポジウムです。是非ご参加ください。

「援助を阻むもの、復興を阻むもの-アジアと東日本の被災から-」

日時:2011年6月18日 13:30~17:00

場所:早稲田大学大隈小講堂

発 題:

辻元清美(首相補佐官) 「東日本大震災 政府とNGO」(出席予定)
秋元由紀(ビルマ情報ネットワーク) 「ビルマ(ミャンマー)軍政とサイクロン被災」
佐伯奈津子(インドネシア民主化支援ネットワーク) 「アチェの津波・支援活動・平和構築」
鈴木真奈美(ジャーナリスト) 「津波と原発問題」

司 会:村井吉敬(アジア研究機構アジア平和研究所)

言 語:日本語

対 象:学生・教職員・一般

申し込み等:入場無料 当日直接会場へお越しください

共 催:早稲田大学アジア研究機構アジア平和研究所・アジア研究所

お問合わせ  早稲田大学アジア研究機構事務所
 TEL:03-3202-2537 (内線 79-2261)
 E-mail: asianstudies@list.waseda.jp
   URL: http://www.kikou.waseda.ac.jp/asia/

2011-04-25

【緊急院内集会】 福島原発事故に関する公開質疑~事態の見通しと対応策~

 APLAも賛同する福島原発事故緊急会議が協力する院内集会のご案内です。

……転送・転載歓迎 ……

【緊急院内集会】
<福島原発事故に関する公開質疑~事態の見通しと対応策~>

【日時】4月27日(水) 13:00~15:00 (12:30 開場)

【場所】衆議院第1議員会館 1階 多目的ホール(定員198人)
(東京都千代田区永田町2-2-1、最寄駅:国会議事堂前または永田町)
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kokkaimap.htm
※12:30から13:15頃まで議員会館受付ロビーで係が入館証を配ります。

福島原発が深刻な事態に陥って40日になろうとしています。少なくとも
4機の原発からは、今なお大量の放射性物質の放出が続いており、大気と
土壌と海水、地下水の放射能汚染は広がり続けています。東電は事故収束
の工程表を発表しましたが、それで収まる保証は何もありません。そのた
め、福島県民をはじめ、東北、関東全域の住民に大きな不安と生活の危機
が広がっています。放射能被害を最小限にとどめ、どう回避できるかは、
緊急かつ国際的にも大きな課題となっています。
そこで緊急に、事態を憂慮する超党派の国会議員たちと市民が共同して、
政府の対策本部、原子力安全委員会、原子力安全・保安院に対し、情報の
完全公開を求め、原発危機がさらに悪化する可能性と、その場合の避難対
策について問いただす公開質疑の場を設けることになりました。
どうすれば生命を守れるか――政府の事故対策の責任者に直接に質問を
行い、回答を求める機会になりますので、ぜひご参加ください。

◆当日は崎山比早子さんなど原発事故に詳しい専門家も参加されます。

※あらかじめ資料請求書と質問書を当局に提示し、資料と質問関連データ
の事前提出を求めたうえで、原子力安全委員会、原子力安全・保安院の責
任者の出席を求めています。

【参加費】無料

【主催】超党派国会議員有志
呼びかけ議員(所属会派)
[衆議院]石田三示(民主)、稲見哲男(民主)、服部良一(社民)、
         山崎誠(民主)
[参議院]川田龍平(みんな)、平山誠(民主)  (4月20日現在)
(連絡先)服部良一事務所  (TEL)03-3508-7056 [担当:芦澤]

【協力】福島原発事故緊急会議
(連絡先)ピープルズ・プラン研究所
    (TEL)03-6424-5748  (E-mail)ppsg@jca.apc.org

【賛同】脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会(eシフト)
(連絡先)国際環境NGO FoE Japan  (TEL)03-6907-7217

2011-02-18

2月の成田にて

またも久しぶりのブログ更新になってしまいました・・・。

明日2月19日のシンポジウムに向けて慌しく動いているAPLA事務局ですが、気分転換に美味しいお店のご紹介です。

雪のちらつく2月11日、1カ月の東ティモール滞在を終えて成田空港に降り立ったわたし。
その足で、地球的課題の実験村(2009年のAPLAツアー&フォーラムに協力してもらいました。詳細はコチラ)の味噌づくりに参加するため三里塚へ。

5台並んだドラム缶&大きな釜にそれぞれ15キロずつの地大豆。薪をじゃんじゃか燃やして、大豆がすっかり柔らかくなるまでコトコト煮つづけます。


ちなみに、東ティモール滞在中の台所仕事のお手伝いによって、焚き火の扱いにはすっかり慣れたもの!ハナマルをいただきました~。

で、お店紹介でしたね。

この大豆が煮えるまでの間、ぜひ行きたいところがある!と実験村のつねさんに打診したのが、有機菜園ダイニングTAVERNA
何を隠そう、前述のAPLAツアーの際に美味しい料理をふるまってくださった石井幸司さんのお店です。
この日はちょうど開店一周年記念で、何と半額(!)イベント中ということが判明し、予約で満席・・・と肩を落としかけたのですが、幸運にも雪のため予約キャンセルが一件出たとの連絡が。

感謝感激雨あられ、ならぬ感謝感激雨ゆきゆき。

というわけで、お邪魔してきましたよ。

冬野菜のバーニャカウダ(と、つねさん)

生うにの塩味パスタとチーズのリゾット(人数分に取り分けてくださいました~)

そしてデザートの3点盛り♪

つかっている野菜やお米は、ご実家の畑から届いた(シェフ自らも育てている様子)有機・無農薬で新鮮なものばかり!厳しい寒さの中を乗り越え野菜たちの甘さったら・・・。思い出しただけでウットリしてしまいます。
成田方面にお立ち寄りの際は、ぜひ足を運ばれることをおすすめします!

有機菜園ダイニングTAVERNA
 住所:千葉県印旛郡酒々井町東酒々井1-1-49-2F(JR酒々井駅すぐ)
 TEL:043-496-2059
 定休日:第1・3日曜日、毎週月曜日
 ランチ:12:00~14:30L.O
 ディナー:17:30~21:00L.O

追伸:一周年記念の恩恵に授かり、お会計の額を聞いてびっくりのわたしたちでした。

追伸②:美味しい料理を堪能した翌日は、大豆を麹と塩と混ぜて生味噌の仕込み作業にいそしみました。一年後の出来上がりが楽しみです。


投稿:のがわ

2011-01-17

当たり前に生きたい、ムラでも、マチでも【TPPでは生きられない!座談会】

百姓たちの呼びかけでTPP参加阻止の集会とデモが2月26日に東京で行われます。

日本はこのままTPPに参加してよいのか?農業は壊滅的状態になる。しかし、農業という枠内にとどまるのではなく、日本に暮らしているひとりひとりの生活に大きく影響を及ぼすことになる…
題して「当たり前に生きたい、ムラでも、マチでも」とし、農業に関わる人たちだけではなく、TPP、グローバリゼーションの影響を受ける多くの人たちにも参加してもらうイベントです。
ぜひ、ご参加ください。

【日時】2月26日(土)
【時間】13:00~17:00
【参加費】500円
【場所】明治大学リバティタワー 2階1021教室
【問い合わせ先】
平和フォーラム事務局内 市村まで 
TEL:03-5289-8222  メール:ichimura@gensuikin.org
【主催】TPPに反対する人々の運動
【共同代表】 山下惣一(佐賀・百姓) 菅野芳秀(山形・百姓) 天明伸浩(新潟・百姓)

☆最新情報は下記サイトをご覧ください
TPPに反対する人々の運動