たくさんの子どもたちも参加してくれて、バナナとカカオの話しをしてから、カカオ豆からチョコレートをみんなで手作りして、バランゴンバナナでチョコバナナをつくって食べました。
まずは、バナナってどうなっているか知っている?ということで、大人にも手伝ってもらい、子どもたちでバナナの木(草)を完成させました。
チョコレートが大好きな私ですが(他のスタッフにあきれられたことがあります)、最近体のことを考えて少し控えておりました。しかし、この日は久しぶりに解禁(どのくらい久しぶりかは置いといて…)。チョコレートが出来上がるまでの道のりを知り、一口のチョコレートがいかに手間がかかるかを感じた一日でした。実際は工場とかで作ってしまうのでしょうが、なかなか手作りできないチョコレートを参加者の皆さんとワイワイ作ることができて素敵なバレンタインを過ごせました。
さて、チョコレートをどうやって作ったか…
発酵させたカカオ豆をパチパチ言うまで煎り、その後はひたすらすってつぶして、油分が出てきてペースト状になるまで、擂り粉木でつぶしていきました。
そして、それをミルクと砂糖と混ぜて、チョコレートができあがります。
ミルクを豆乳にしたバージョンでは、砂糖少なめでちょっと苦くて、子どもたちには不評でしたが、思わずはまってしまう大人たちもいました。でも、カカオのフレーバーは充分感じられるチョコレートになりました。
スローウォーターカフェさんが取り扱うチョコレートは、現地の雇用を考え、最終製品までエクアドルの生産者たちが作っているそうです。しかし、製品で輸入すると関税が高く、一方原料のカカオで輸入すると関税がかからないそうです。なので大きなチョコレート会社などは、原料を輸入し、国内の工場で作るのが一般的だそう。
生産国で最終製品まで作られているところはほとんどないそうです。
普段バナナの話を皆さんに伝えることで、見えない背景を少しでも知ってもらえたらと思っているのですが、チョコレートもしかり、知ろうとしないと知らないことがあるな、と思った一日でした。
このバナナとチョコレートのワークショップ、意外と好評だったので、また何かの機会にやれたらいいな…と願いつつ。
素敵なバレンタインでした。
よしざわ