ご報告が少し遅れましたが、12月14日(日)に、アース・ビジョン組織委員会と共催で「食・映像から見るもうひとつのアジア」と題した映画上映+トークイベントを開催しました。
当日は、(主催者として不謹慎ながら)今日は外に出たくないなぁ・・・と思ってしまうような冷たい雨が朝から降り続き、来場者数にも不安が・・・。
けれども、そんな不安は不要だったようで、総勢40人近くの方に足を運んでいただけました。
ご来場くださった皆さま、改めてありがとうございます!!
というわけで、当日の内容を少しだけご紹介しますね。
はじめに、『死の季節よ、さらば』『エビの履歴書―育てる人と食べる人』『自然の盾―Tsunamiからいのちを守ったもの』の3作品を上映しました。どれもアース・ビジョン地球環境映画祭でこれまでに入賞したドキュメンタリー作品です。
前半ふたつはAPLAの関連団体である㈱ATJが取り扱う交易品の生産地のお話。最後の一本は、「食」というテーマと直接的な関連はないものの、Tsunamiという災害から人びとを守ったのは、マングローブやサンゴ礁であったというレポート。そうした「自然の盾」を守っていくには、上からの自然保護ではなく、人びとの自立した生活と共生した形が必要だというメッセージは、APLAが目指すものと決して遠くはありません。
そして、映像の内容をふまえてのトーク。
APLAの共同代表でもある村井吉敬さんと南伊豆で農園を営む谷洋一郎さんの対談です。エビを中心にわたしたちの暮らしとアジアの問題の関連性を指摘し続けてきた村井さん、学生時代にフィリピンで井戸を掘るNGOで活動したなかで感じた「無力さ」から、百姓となったという谷さん。
それぞれの立ち位置から、現在の「食」やわたしたちの暮らしを取り巻く問題について、熱い想いを語ってくれました。また、お互いへの質問の際には、職業や教育に関する話題にまで話が展開。最後には「石油の民衆交易が必要」なんて話にも。
時間が限られているゆえに、聞き足りないという印象をもたれた方もいるかもしれません。(対談のお二人も話し足りなかったかも・・・?)というわけで、ぜひまた別の機会をつくりたいです。
最後に。
トークのゲストとして参加してくださった谷洋一郎さんが営まれるたに農園のホームページをご紹介。有機のお野菜、お米、そして加工品などなど、直接購入することができるそうなのでどうぞチェックしてみてくださいね!
投稿:のがわ