立て続けにアップしてますが…
12月に入って、こんなところへ行ってきました。
◎反貧困ネットワーク・食の危機分科会の打ち合わせに参加
10月19日の反貧困ネットワークを通じて知り合った「食の危機分科会」のグループ。
食べものの民衆交易をしているATJやAPLAの関心ごとと問題意識が近い、ということ、APLA理事の大野さんも関わっていらっしゃる関係で、打ち合わせに呼んでいただきました。
打ち合わせには「フードバンク」のボランティアの方、荒川区でホームレス支援をされている「あうん」の方、貧困について研究している研究者の方、ライターさん、など10人くらいが集まって話しをしました。
都市の貧困と農村の貧困をどうつなげていくか、食の問題は生産、流通、消費とつながるけれども、これまではそれぞれの段階でしか問題を捉えてこなかった。この食の危機の分科会を通じて全てがつながって見えるようになった。そしてどこも苦しい状況であるところが見えてきた。そんな時、どう三者がつながって生存するための社会環境を作っていけるか、なんて話をしました。
話が多岐に渡って全てを書ききれないのですが、印象に残ったことを書き連ねます。
“貧困だけど楽しく生きる”という価値観が大切、企業とかが食の全てを握ってしまうのではなく、分断化されてしまった人たちがいかにおすそ分けの経済の中で共同して生き延びていけるか…、どうやったら当事者運動にできるか などなど。
具体的に都市と生産現場をつなげるために、実際畑へ行ってみて、体験できる場があると、これまで情報にアクセスできなかった若者や、都市の人が、具体的なイメージをもてるかもしれない、楽しいことを通じてやりたい!ということで、1月に千葉県三里塚の畑に行って麦踏をしてみようか、という話でまとまりました。
APLAでも、よき消費者であるだけではなく、自分たち自ら「つくる人」にどうやったらなれるか?なんて議論をしているのですが、同じような話が、食の危機の分科会でも展開されていました。
◎新宿区・暮らしを考える会・勉強会に参加
「季刊at」をよく事務所まで買いに来てくださる方が、新宿区の市民グループ「暮らしを考える会」で学習会を開いているとのことで、ATJやAPLAの話しをしてほしいと依頼を受けました。
この会の学習会のこれまでの学習会記録を見せてもらったら、とてもタイムリーな社会問題、最近では、「介護の現場で働く若者の燃え尽き症候群について」、「年金制度」、「崩壊する医療制度」、次回は「貧困問題」などを取り上げて勉強されていました。大学の先生などが講師にいらしていて、とても贅沢な勉強会だなー、と思う反面、私なんかが話をさえてもらっていいのか、と思いましたが、せっかく私たちの活動を知っていただける機会なので話をさせていただきました。参加者の方の中には生協運動に取り組まれている方もいて、とても食に対する問題意識も高く、熱心に話を聞いていただけました。そしていくつか励ましのコメントをいただいたりと、とても楽しい時間を過ごさせてもらいました。
投稿:よしざわ