2010-09-14

東信州にお出かけの際は・・・

「ちょっと聞いて聞いて!今日お友だちにとーーーーーーーーーっても素敵なカフェに連れていってもらったんだけど、マスコバド糖がおいてあったのよ!マスターとお話したら、コーヒー豆もオルター・トレード・ジャパンから買ってるんだって!」

・・・と大興奮の様子で母親から電話が入ったのが、先月のこと。

そして、(世間よりちょっと遅い)夏休みをつかって、ついにわたしもその素敵なカフェ YUSHI CAFE にお邪魔することができました。

母のあまりに興奮した電話には正直「おおげさな・・・」と思いましたが、近くにあったら、毎日でも行きたいです!本気です!!

個性豊かなひとつひとつのテーブル、イス、ソファ、古道具たちの空気感も
それぞれの席を自然に区切っている飾り棚や箪笥の使い方も
縁側を抜けて庭から吹き抜けてくる気持ちいい風も
「東ティモールから帰ったばかり」と話したわたしのために、わざわざ東ティモールの豆をつかってつくってくれたカフェオレも
もう、なにもかもがストライク。

誰もがほっとするような昔懐かしい佇まいでいながら、随所にキラリと光るセンスのよさが何ともココロニクイのです。

でもなによりも心を奪われたのは、マスターを囲むカウンター席の存在。
地元のおじさま、おばさま、若い衆が入れ代わり立ち代わり腰を下ろしては、おしゃべりをしながらコーヒーを飲んでいるその風景が、YUSHI CAFEの魅力を物語っていました。地域になくてはならない存在となっているカフェなんだなぁ・・・と。

このYUSHI CAFE、もともと埼玉に住んでいらっしゃったマスターの髙塚裕士さんが、その昔、おじいさまが骨董屋を営んでいた望月町(現・佐久市)の古いお家を改装してつくられたカフェだそうで、何ともラッキーなことに、その日はお庭の先の小さなスペースで骨董市も開かれていました。

「ご近所で取り壊すことになった蔵の中身を丸ごと引き取ったので、商売ではなく、皆さんに喜んでいただきたくて」とのマスターの言葉通り、うれしびっくりなお値段で放出されているのです。わたしはというと、赤と黒のボディが可愛らしいタイプライターにひとめぼれして、即購入!東京の我が家に連れて帰ってきて、愛でています♪


のがわ