2012-02-08

ネグロスより地震についての続報

地震に関しては、東ネグロスの情報はすでにATJ/ATCから送られているとおりです。西ネグロスに関しては、新聞によれば、バコロド市は震度4、ラ・カルロータ市で震度5でした。約20秒ほどの揺れでした。余震はバコロド市では、夜に小さな揺れが2回あり、その後は落ち着いています。

私たちは日本と中国からのお客さんたちと一緒にバコロド市内のホテルのホールに居ました。突然ぐらっと来て、ホテルの従業員は落ち着いた対応で客を全員外へ避難させました。日本で地震慣れ?しているせいか、この程度の揺れは問題ない、と驚いた様子もありませんでしたが、地震に慣れていないこちらの人にとっては、パニックにはならなかったものの、恐ろしい経験でした。特にお昼前の時間で、モールや商店街には多くの人がいましたが、係員の誘導でどこでも全員、外の駐車場や広場に集まりました。午後は一斉に事務所や学校は休みになり、「ケータイを充電し、停電に備えてください」というメールがケータイ会社を通じて連絡されました。停電はありませんでしたが。ラ・カルロータ市は翌日も大事をとって、すべての学校は休校になりました。

すぐにあちこちの関係者からケータイでメールが入りました。カネシゲファーム(KF-RC)もかなり揺れたが、建物その他に支障はなく、地震中、豚たちが一斉に騒ぎだしたそうです。
カディス市やサンカルロス市の古い病院や学校で壁にヒビが入ったというニュースがありました。

東ネグロスの犠牲者のほとんどは、土砂くずれや、脆いコンクリート建物の下敷きになった人たちです。土砂くずれは、昨年のミンダナオ島の犠牲と同じく、森林伐採が原因、と各メディアは伝えています。

報告:大橋(APLAフィリピン担当デスク)