わたしたちAPLA事務局スタッフ3人は、ちょっとだけ足を伸ばして成田に行ってきました。でも目的はお花見でも、成田山参拝でもなく、成田空港(の中心)で愛をさけぶ!モトイ、貧困や農について語り合うこと。
それというのも、APLA理事の大野和興さんが共同代表をつとめる「地球的課題の実験村(通称:実験村)」のシンポジウムと年次寄合があり、参加させてもらうことになったからです。
1日目のミニ・シンポジウムのテーマは「まちの困民・むらの困民PARTⅡ~百姓の復権」。ここでいう「百姓」とは「自分が生きていくための力をもつ人間」のことと聞き、まずグッときてしまいました。まちとむら、まちの中、むらの中、ありとあらゆる場所で分業化が進み、それと同時に人間関係も分断されてしまったのが、現在この社会を覆い尽くしている「貧困」の原因のひとつ。そうであるならば、「百姓」が復権し、つながり、力を合わせて自立した場(仕事、社会運動、暮らし)を再び創りだしていくことが、求められているのではないか・・・。まちとむらからの3人のゲストの方が、それぞれの体験から心に響く言葉を紡ぎだしてくれた2時間半。その内容を一言でまとめることは最初から放棄していますが(苦笑)、こころに一番残ったのはそういう話でした。
最後にAPLA事務局から告知です。実は、今回わたしたちが成田にお邪魔したもうひとつの目的は、5月に開催予定の第一回APLAフォーラムの下見と打ち合わせでした。実験村のみなさんの全面的なご協力を得て、ただいまフォーラムの準備にとりかかっています。フォーラム以外にも、三里塚ならでは!の企画を練っているところです。詳細が決まり次第、APLAホームページでお知らせをしますので、どうぞご期待ください。
投稿:のがわ